2014年11月10日
ふと気づいた。お世話になっているお医者さんは
ふと気づいた。お世話になっているお医者さんは圧倒的に女医さんが多い。内科・小児科・耳鼻科・歯科・産婦人科そして眼科。わざわざ選んだわけではなく、たまたまみんな女医さんなのだ。その多くは医師・妻・母の三足のワラジを見事に履きこなしていて、同性の私が見ても惚れ惚れするほど格好いい。だが目に見えない苦労は計り知れない▼働く女性の現状は厳しく、子供が熱を出せば急きょ仕事を休んで看病するのは母親。フルタイムで働いていても、夕食の支度から洗濯・掃除も女性…という家庭は多い。夫婦で仕事を持っているのならば、家事育児も〝半分こ〟が当たり前だと思うのだが甘いらしい。時代は変わったとはいえ、家族やコミュニティの助けなしに女性が仕事と家事を両立させることは本当に難しい▼男女の役割は時代とともに変化してきた。家庭によっても形は様々だが、夫婦協力で家庭を作り上げる重要性は変わらない。男は羽のごとし、女は身のごとし。羽と身とべちべちになりなば、何をもってか飛ぶべき。大切なのはどちらが何を担うかでなく、お互いがなくてはならない存在だと気づき、尊重すること。お互いができることをやり、助け合ってこそ本当の夫婦だ。多くの鳥が力強く羽ばたく仏国土を目指して▼今夜この原稿を抱えた私の為に美味しい夕食を用意してくれた住職にも、心から感謝しなければ。 (蛙)