日蓮宗新聞

2019年1月20日号

宗務院で御用始め

東京都大田区の日蓮宗宗務院で御用始めが1月10日に営まれた。全国から宗会議員や宗務所長、日蓮宗檀信徒の国会議員からなる法華一乗会員など僧侶檀信徒約400人が参列し、大導師を務められた菅野日彰管長猊下とともに仏祖三宝への法味言上を行い、宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」の達成を誓った。

菅野猊下は新年のご挨拶で、各地で開催されている日蓮聖人降誕八百年教区大会の成功に、ご自身が運営として関わられた降誕750年などを振り返られ、伝統が着実に受け継がれていることに感激したことを伝えられた。また宗門内に留まらず、広く社会とお題目との結縁を呼びかけられた。
賀詞交換会では中川法政宗務総長が「平成31年の八白土星は殻を破って覚醒し、真実一路、道を作るという年。道を作ろのは大変だが、法華経の行者の祈りをもって切り開いていきたい。その道は暗くて険しい道かもしれないが、本山、寺院、僧侶、檀信徒が灯りをともしていけば、全国津々浦々に光が届く。もっと多くの人たちが立ち上がれば強い日蓮宗となる」と挨拶した。
キャラクターのこぞうくんが見守る中、中川総長や大塩孝信宗会議長ら5人がよいしょの掛け声で鏡開きを行い、参加者が新年を祝った。

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2019年1月10日号

平成30年度仏教讃歌発表大会

宗務院主催の平成30年仏教讃歌発表大会が12月2日、立正大学品川キャンパス石橋湛山記念講堂で行われ、7団体が演奏した。同大会は3年に1度開催され、仏さまや日蓮聖人を讃える仏教讃歌を披露する。
今回、新しい試みとして、各団体の発表前に、宮城道雄作曲の箏曲「日蓮」を立正大学講師でテノール歌手の川久保博史氏の独唱と琴演奏で全員合唱が行われた。今後、降誕800年や節目の記念大会など大きな舞台への足がかりにしたいと意気込む。「一生懸命練習してきてよかったね」との参加者の声も聞こえた。
各団体の発表は既存の仏教讃歌に限らず、新らしい曲なども披露され、仏教讃歌の可能性を広げていた。女性合唱を指揮した新潟県蓮昌寺の鈴木是妙住職は「お寺を活性化する非常に有効なツールの一つ」だと仏教讃歌を評価する。
仏讃歌振興団体連絡協議会の田島辨正会長は「時代にあった歌も模索し、取り入れていきたい。仏教讃歌の広がりには住職の理解や指導者の派遣など、乗り越える課題もあるが、魅力をもっと伝えていきたい。今後は、大学の僧堂実習に仏教讃歌を取り入れ、若い世代への広がりを期待する」と話す。
各団体、3年前より格段にレベルアップした演奏を披露し、日頃の鍛錬の成果を見せた。

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2019年1月1日号

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
平成の年号で迎える最後のお正月です。みなさんそれぞれに感慨があろうかと思います。思い起こせば、平成の年号の始まりは、お正月明けすぐのことでした。あの頃はまだ携帯電話もパソコンも普及していませんでした。その後、西暦2000年頃からインフォメーション・テクノロジー(IT)の加速度的な発展があり、産業革命に匹敵するような社会変革を生み出しました。まさに平成は変動の時代だった、と感じる人も多いのではないでしょうか。
変動の時代にあって、変わらぬもの、変えてはいけないものはたくさんあります。そんなどんな時代になっても変わらぬもののひとつに、お釈迦さまの説かれたみ教えがあります。その不変の教えにのっとって、日蓮宗では2021年に迎える日蓮聖人降誕八百年を目途に宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」を展開しています。現在その運動で、「敬いの合掌」を通して人と人とが敬い合う安穏な社会づくりを目指しています。
年号の節目を控えるこのお正月に、すべての人びとに仏性(仏さまとなる性質・種)を感じる心をもって、平成を振り返ってみてください。あわただしい変革の中で見失ってしまった大切なことに気づき、改めなくてはいけない自分自身の発見につながることでしょう。便利さ、豊かさ。こういったことを物質面だけに片寄ることなく、ありがたさや安穏な世の中という心の面も見つめ直し、より良い世の中にしていきましょう。

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新年のご挨拶。

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