日蓮宗新聞

2021年2月10日号

日蓮聖人ご降誕800年

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その日の奇跡を受け継ぎ、私たちはここにいます

貞応元年(1222)2月16日に
日蓮聖人はお生まれになられました。
その時、泉がわき、蓮華が咲き、海では
鯛の群れが飛び跳ねたと伝わります。
その奇跡を心に描き、報恩感謝を
捧げましょう。

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2021年2月1日号

総本山身延山久遠寺 御年頭会

御年頭会年初の日蓮聖人ご命日にあたる1月13日、山梨県総本山身延山久遠寺で聖人のご尊霊に賀を献じる御年頭会が営まれた。例年、御年頭会では古式に則った曳馬式、祝賀式が行われていたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止となった。また当日には緊急事態宣言が11都府県まで広げられたことを鑑みて、参列は宗務院や宗務所などの関係者が中川法政宗務総長含め5人のみとなったほか、一般の参列者も約20人にとどめるなど対策が取られるなかの行事となった。式の様子はインターネットでリアルタイム配信された。
御年頭会のいわれは、日蓮聖人が身延山にご入山された翌年となる建治元年(1275)の正月にはじまる。ご草庵に直弟子や久遠寺開基檀越の波木井実長公らが訪れ、年頭の賀を申し上げた後、日蓮聖人を導師に新年を言祝ぎつつ、妙法弘布・立正安国を祈った。続いて波木井公邸に招かれた日蓮聖人は、先祖回向を捧げられるとともに新年の祝賀を楽しまれたと伝わる。以来、日蓮聖人ご在山時はもとより、ご入滅された後も御年頭会は脈々と続けられてきた。
法要では、内野日総法主猊下がまず日蓮聖人へご霊膳とご霊酒を献供された後、参列者とともに法華経とお題目を捧げられ、忍難慈勝のご高徳を偲んだ。
内野猊下は新年のご挨拶で「今年は日蓮聖人降誕800年をお迎えします。南無妙法蓮華経のお題目は日蓮聖人がお生まれにならなければ存在しませんでした。そのお題目の教えとは生きとし生けるものを感謝と慈悲の心をもって信じることであり、また自分に〝何をしてもらえるのか〟ではなく、〝何ができるのか〟と常に心にとどめ、共に生き共に栄えていくことにあります」と述べられた後、ひときわ大きなお声で「コロナがはびこる時代ですが、共にがんばって生きていきましょう。必ず道は開けるはずです」と激励された。
中川総長は宗門を代表し挨拶に立ち「コロナで蝕まれた心の病を治せるのはワクチンではなくお題目。どんな状況であろうが日蓮宗の僧侶檀信徒は、日蓮聖人から受け継いだお題目を唱え、弘める使命があります。これが真のご報恩であり、降誕800年を迎える意味と意義にしなければなりません」と訴えた。

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新年のご挨拶。

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