日蓮宗新聞
2022年1月20日号
田中内局始動
東京都大田区の宗務院で12月20日、宗務役員認証式が営まれ、同日に宗務総長に就任した田中恵紳師をはじめとする宗務内局が発足した。
就任は以下の通り。伝道局長=柳下俊明師、総務局長=光岡潮慶師、伝道部長=藤田尚哉師、教務部長=川久保光隆師、総務部長=畑栄明師、財務部長=山田光映師、宗務総長室長=鶏内泰寛師、現代宗教研究所長=赤堀正明師、参与=渡邉義生師・田中智海師。また日蓮宗新聞社社長は安芸栄祥師。
田中宗務総長は就任の挨拶に立ち、「コロナ禍でまったく先が見えない状況です。社会も人の心もどんどん変化しています。危機感のなかでこの宗門運営の重責を担わせていただきました。宗門運営は誰がするのかではなく、何をするかが一番重要です。この度就任した人たちとともに何をするかを決め、身命を賭して、誠心誠意、務めていきたい」と覚悟を述べた。
翌21日には山梨県総本山身延山久遠寺の日蓮聖人御廟所前で奉告式が行われた。田中新内局一同で法味を捧げ、宗政宗務に常精進し立正安国仏国土顕現の祖願を成就することを誓った。また内野日総法主猊下とのお目通りで新内局を紹介。浜島典彦副総務は「宗務内局と心を一にして為宗為法、世界平和のためにともに取り組んでいきたい」と挨拶した。内野猊下は「コロナ、地球温暖化など諸問題をはじめ仏教界を取り巻く環境も厳しい現状です。しかし、この試練を乗り越え、安穏な社会を実現していただきますよう、お願い申し上げます」とお伝えになられた。
