日蓮宗新聞
2025年1月20日号
東京都宗務院で御用始め式
東京都大田区日蓮宗宗務院で令和7年の御用始め式が1月10日に行われた。菅野日彰管長猊下を導師に田中恵紳宗務総長や全国の本山貫首、宗会議員・宗務所長などの役職者や代表者、池上幸保全国檀信徒協議会長をはじめとする檀信徒や法華一乗会長の森英介衆議院議員ら約250人が日蓮聖人へ法味を捧げ、「立正安国」へ向かう誓いを新たにした。
菅野猊下はご挨拶で、「昨年は能登半島地震にはじまり、地球規模の気候変動による災害に悩まされました。加えてロシアのウクライナ侵攻などの侵略者が掲げる大義名分に人びとは従いつつあります。私たち日本人もかつて大本営発表に踊らされた現実を受け止めなければなりません。私たち宗門人はさらに加えて、人間不信や信仰心離れの波が私たち5千の法城にひしひしと押し寄せています。このような時代、日蓮聖人が示されました立正安国、世界全体の幸せと一人ひとりの心の安らぎの実現に向けて着実に歩を進めていかなければなりません」と教示された。
式後、令和2年を最後にコロナ禍で中止されていた5年ぶりの賀詞交歓会が開かれた。田中総長は挨拶で昨年1月1日に発生した能登半島地震の復興を願い、物心にわたる支援を続けいくことを約束した。また山梨県総本山身延山久遠寺前法主・内野日総上人の1周忌を迎えることから哀悼の意を表した。さらに田中総長が提言していた「日蓮宗長期総合計画」の提案書を昨年11月に宗報で提示したことを話し、「宗門再生へ歩みを進めていきたい」と意気込みを見せた。ほか令和13年に迎える日蓮聖人第750遠忌に触れ、「宗祖の熱き想いを次なる世代へと伝えるため、矜持と覚悟を持ってお題目を唱える」ことや「〝いのちに合掌〟の布教方針のもと、宗門全体が一丸となる」ことを望んだ。
鏡開きでは、田中総長や池上会長らが「ヨイショ」の掛け声に合わせて酒樽の蓋を小槌で開いた。
日蓮宗は、今年が終戦80年にあたるため、6月に東京都大本山池上本門寺で宗門法要を執り行う予定。




















