日蓮宗新聞

2025年4月1日号

日蓮聖人第750遠忌        報恩事業決まる

奉行会奉告式 日蓮聖人第750遠忌奉行会の田中恵紳会長(宗務総長)や柳下俊明事務局長(伝道局長)らは3月13日、日蓮宗管長を務める菅野日彰猊下に第123定期宗会で決定した同遠忌のための事業計画を報告するために東京都大本山池上本門寺を訪れた。一通りの説明を聞かれた菅野猊下は「互いに精進し、報恩を捧げましょう」とお言葉を述べられた。また翌14日には、山梨県総本山身延山久遠寺の持田日勇法主猊下にも面談。持田猊下は「身延山も協力を惜しみません」とお答えになられた。その後、日蓮聖人御廟所で奉告式を行った。田中会長はご廟に向かい、「高祖の恩を知り、恩に報いんがため、祖道を仰ぎ、不惜身命に職務精励し、立正安国・四海帰妙の祖願成就に常精進せん」と誓願し、「挙宗一致にして日蓮聖人第750遠忌報恩事業を無魔円成へと導き給わんことを」と祈願した
同遠忌事業として計画されているのは、「池上本門寺・身延山久遠寺・京都での大法要」「管区報恩事業と国際布教拠点報恩事業への助成」「東京国立博物館での特別展」「日蓮聖人遺文などのデジタル基盤構築」「信行道場などの宗門施設の整備」「宗門内外への布教広報事業」「紀要などの各種出版事業」。各事業で目標とするのは「信仰を知り、つないでいく」ことだ。
大法要はご入滅された池上、ご廟所がある身延山でのほか、日蓮聖人に帝都弘通の遺命を託された日像上人がそれを果たしたように、日蓮宗徒も想いを継ぐことを京都で確認する。管区や国際布教拠点への助成は法要という形にこだわらず、団体参拝などの記念事業に助成する。特別展は聖人や門弟、また法華経に影響を受けた文化人を取り上げ、僧侶檀信徒のほか未信徒にも日蓮聖人を知ってもらおうというコンセプトで開く。宗門施設の整備は信行道場の一部と清澄寺の改修を行う。広報事業は遠忌の特別サイトの立ち上げやSNS・動画共有サイトを活用して展開する。
日蓮聖人は弘安5年(1282)10月13日に現在の東京都池上でご入滅された。令和13年(2031)に第750遠忌のご正当を迎える。

■日蓮聖人第750遠忌の主な事業
○池上本門寺・身延山久遠寺・京都での大法要
○管区報恩事業と国際布教拠点報恩事業への助成
○東京国立博物館での特別展
○日蓮聖人遺文などのデジタル基盤構築
○信行道場などの宗門施設の整備
○宗門内外への布教広報事業
○紀要などの各種出版事業

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