オピニオン

2015年11月10日号

世界に響け平和の鐘

今年は戦後70年。テレビでは各局で戦争を題材にしたドキュメンタリー番組が多く制作されています。今年は76ヵ国から代表者が広島原爆ドームに集い、平和祈念式典が開催されました。8月6日8時15分に広島、9日長崎に原爆が投下されてから70年。私の寺でも10数年前から、檀信徒を集め、原爆・戦争等で尊い命を奪われ犠牲になった人びとに、鎮魂追善供養のため、また国土安穏・世界人類平和のために、梵鐘を打ち、お題目を唱え、ご祈念いたしております。
今、戦争体験者は老い、戦争を語る人が少なくなり、若い世代に継いでいく人たちがいなくなってきました。今こそ一人ひとりが平和を訴える時でしょう。梵鐘を打ち、大きな声でお題目を唱え日蓮聖人の眼目であった立正安国を目指し、2度と戦争のない、平穏な世界づくりにむかい、響け平和の鐘よ、轟け命のお題目。さあ、皆さまご一緒に。

(愛知三河布教師会長・河合海延)

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チャペルの結婚式で参列者が当たり前のように

チャペルの結婚式で参列者が当たり前のように賛美歌を歌っているのを見ると、何だかうらやましくなる。キリスト教の賛美歌に比べると仏教讃歌の知名度は低い▼仏教讃歌はお釈迦さまや宗祖の徳を讃える歌。明治以降、西洋音楽を取り入れて子どもから大人まで親しみやすいメロディで作られてきた。仏教に音楽? と思うかもしれないが、仏さまの世界が綺麗な音楽で溢れている様子はお自我偈にも説かれている▼私が最初に出会った仏教讃歌は、幼稚園で歌った『しっている』だった。「ののさまは口ではなんにも言わないが♪ ぼくのしたことしっている♪」子ども心に「ののさまってすごい!」と思ったものだ▼やがて大人になり再び出会った仏教讃歌、故・磯貝静江先生率いる合唱団の歌に私は衝撃を受けた▼「三帰依文」の絶妙なハーモニー、「蓮の花」のすがすがしさ。その素晴らしい歌声に感激すると共に、それ以上の何かを感じた。そこには仏さま・お祖師さまへの恋慕の想い、お題目と共に生きる喜びが歌い上げられていた。信仰の喜びに裏打ちされた歌声は輝き、その喜びを分ちあいましょう…と語りかけてくるようだった▼幼い心に刻まれた仏さまの存在は生涯の宝となる。歓喜に満ちた歌声は新しい信仰の花を咲かせる。子どもたちと一緒に歌う仏教讃歌の歌声は、日本中を、世界中を仏さまの世界に変えていくにちがいない。(蛙)

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日蓮宗加行所始まる

入行会③   来年2月10日までの寒壱百日間、わずかな食事と睡眠で読経・水行三昧の厳しい修行を続ける日蓮宗加行所(工藤堯幸伝師)が、11月1日に千葉県市川市大本山中山法華経寺(新井日湛貫首=加行所伝主)に開設された。今年度は138人が入行し、うち59人は修法の奥義を授かるため、初めて娑婆世界と修行場の結界内とを隔てる瑞門をくぐった。
入行会前、境内で期待と不安の面持ちで待つ初行僧の一人は「自坊の地元は過疎化が進むが、そのなかでも日蓮聖人の願い・立正安国を目指すため、修法を極めることで少しでも多くの人と結縁したい」と精悍な表情で決意を述べた。
法要では、入行僧が力を振り絞りながらの読経を祖師堂内に響かせると、檀信徒は無事の成満を祈るように合掌した。小林順光宗務総長は挨拶で、布教の一翼を担う修法に期待を示すとともに、日蓮宗として加行所のさらなる充実に尽力することを述べた。新井伝主は「一心に仏を見たてまつらんと欲すれば、自らの身命を惜しまず」という自我偈の一節を訓示とした。挨拶の最後に立った工藤伝師は「本日の晴れ渡る天気のように壱百日間、煌々たる光を心に抱き、苦しい修行を成し遂げてほしい。檀信徒の皆さまにおかれましても陰膳を据えていただき、成満を祈っていただければと思います」と語った。また祝辞では北原輝信千葉県北部宗務所長が「外で待つ多くの人たちと一緒に修行するのであって決して一人で行うのではありません」と初行僧を激励した。

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新年のご挨拶。

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  • 名句で読む「立正安国論」

    中尾堯著
    日蓮宗新聞社
    定価 1,365円

  • 日蓮聖人―その生涯と教え―

    日蓮宗新聞社編
    日蓮宗新聞社
    定価 826円+税

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