2025年11月1日号
マレーシアペナン一念寺新会堂落慶法要
マレーシア・ペナン一念寺の新会堂落慶法要が10月5日に営まれた。総本山身延山久遠寺の持田日勇法主猊下(國際佛教親交会総裁)を大導師にお迎えし、一念寺メンバー(信徒)のほか、東南アジアを中心にした日蓮宗国際布教拠点のメンバーや日本からの団体参拝者約100人がともに慶事を祝った。
今回の新会堂の開設は、以前一念寺があった貸ビルの売却による移転のため。メンバーのキー・スイリンさん(現理事長)が、所有する建物を一部提供したことやメンバーの浄財により新しい門出となった。新しいお堂は3階建てで、1階にお堂、2階が食事やサンデーサービスなどを行うホール、3階が講義などができる多目的ホールとなっている。
当日、同寺に到着された持田猊下は、ライオン・ダンス(獅子舞)でメンバーからの歓迎を受けられた。法要は、献灯・献華を行うメンバーの子どもたちへ、持田猊下が温かい眼差しを向けられるなか始まった。式衆による道場偈や切散華の後、メンバーらが加わり全員で読経した。ご宝前に立たれた持田猊下は慶讃文で2000年頃から始まったペナン一念寺の歴史を振り返られた後、新会堂の落慶を寿がれ広宣流布の一翼を担うことを期待された。
宗務院の柳下俊明伝道局長による田中恵紳宗務総長のメッセージが伝えられた後、キー理事長が謝辞に立ち「今日、開かれるのは単なる建物ではありません。すべての衆生への平和と智慧、慈悲への〝扉〟です。私たちの深い信仰、たゆまぬ精進、み仏の教えを実践してきたことの結実です。この清き良き場所を育み、正法を護持し、智慧の光がこの地から未来永劫輝き続けるように精進していきます」と誓った。
法要後、メンバーのテイ・スアン・ゲッさんは「新しいお堂ができて本当に幸せです。多くの人が法華経に触れて、生きる喜びを感じてほしい」と笑顔を見せた。
また夕食会でメンバーとの親睦を深めた持田猊下は挨拶で〝和敬静寂〟の言葉を挙げられ、「尊敬の心があれば、相手を大切にでき、和やかな、清らかな、静かな世界をつくることができます。慈愛をもって接し、すべてを尊び、大切にする心こそ仏教が人類社会に向かって尽くせる道です」と伝えられた。
同寺は2002年に、近年の東南アジア地域の日蓮宗寺院として初めて誕生した。現在はインドネシア・ジャカルタ蓮華寺主任のエルフィナ妙布師が巡回布教を行っている。現メンバーは198人。日曜礼拝をはじめお釈迦さまのお祭り・ウェサックにも積極的に参加している。




















