日蓮宗新聞

2024年3月1日号

第803回日蓮聖人降誕会

千葉県鴨川市大本山誕生寺で第803回・日蓮聖人降誕会が2月16日に営まれた。
貞応元年(1222)に小湊で産声を上げられた日蓮聖人は、混沌としていた鎌倉時代の人たちの平和と安寧のために仏法を求められた結果、『妙法蓮華経』に立脚するお題目の教えを世界に広めるために立ち上がられた。法要では、日蓮聖人の願いを引き継ぐ参列者が、同寺に新任した桐日岳貫首(3面に関連記事)とともに誕生を祝うお題目を唱えた。
行列と法要に先立ち、降誕800年慶讃記念で整備された総門そばの誕生の井戸でお水取り法要が行われた。井戸は過去の地震津波による誕生寺移転とともに現在地に移築された際、不思議に水が湧いたといわれ、旧地を偲び「誕生井戸」と名付けられている。当日は僧侶8人の修法のなか「誕生水」が汲まれた後、祖師堂ご宝前に供えられた。
日蓮聖人のご両親が祀られる同市妙蓮寺から聖人ご幼像の御輿渡御が僧侶檀信徒約100人で行われ、春の陽気が一足先に漂う小湊の町にお題目を響かせた。雅楽の音が響くなか法要が始まり、読経が捧げられた。桐貫首は慶讃文で、ご誕生から始まる日蓮聖人のご事績を讃えた。また法要後の挨拶では、「石川日前貫首が〝よみがえり〟という言葉を掲げ、心の復興を提唱していました。その思いを受け継ぎ、心の拠り所となるお寺を目指していきます」と話した。

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