日蓮宗新聞

2023年6月20日号

6日間の開創750年慶讃法要始まる

初日は女声読経と音楽で日蓮聖人に報恩捧ぐ

日蓮宗総本山身延山久遠寺で

 

6日間にわたる山梨県総本山身延山久遠寺の開創750年慶讃法要が6月13日から始まった。前12日の夜には、記念行事の始まりを告げる弦楽アンサンブルや声楽家によるクラシックコンサートが本堂で開かれた。

コンサートは、モーツァルト作曲の『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』で幕を開け、ヴィヴァルディの『四季』やオペラからの歌曲など馴染みのある曲を内野日総法主猊下をはじめ聴衆約200人が堪能した。終盤では黛敏郎作曲のオラトリオ『日蓮聖人』から「誕生」、芥川也寸志作曲の『報恩抄(日蓮聖人のご遺文)』と日蓮聖人に関わる楽曲が奏でられ、750年前の聖人に思いを馳せる夜となった。
初日(13日)を飾った法要は、全国の女性僧侶約50人が出仕し、前夜に750年の慶事を祝した弦楽アンサンブルのメンバーや声楽家が出演した「現代音楽法要」。延山紋と呼ばれる久遠寺の牡丹紋が近衛牡丹紋をゆかりとする縁から近衞忠煇さん・甯子さん夫妻、日蓮聖人門下連合会から田中恵紳理事長(日蓮宗宗務総長)や各宗派の代表者ら約500人が参列し、堂内を埋め尽くした。
宗歌『立ち渡る』のメロディーが演奏されるなか、女性僧侶が入堂。しなやかな動きで礼拝し、着座した。音楽的な伴奏付きでの女声読経や、オラトリオ『日蓮聖人』から「誕生」「折伏」「禅定」「入滅」の合唱曲などが式中に織り込まれ、天女が歌と楽器を鳴らして歓喜しているように霊山身延を彩った。途中、導師を務められた内野猊下が報恩誓願文で「お題目受持の妙行を伝えるのは、まさに今がその時。現代の調べと女性僧侶の妙音を重ね日蓮聖人に誓願します」と奉読され、喜び満ちる音楽法要を聖人に捧げた。
挨拶に立った持田日勇総務は、女性僧侶のさらなる活躍への期待や音楽を通して感動を与えた演奏家に謝意を示したメッセージを伝えた。
法要が修了すると、参列者から万雷の拍手が送られた。
【記事執筆14日。次号(7月1日号)に14日からの法要を続報予定】

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