日蓮宗新聞

2020年2月20日号

加行所・成満の春迎える

加行所①千葉県市川市大本山中山法華経寺に開設されていた日蓮宗加行所(新井日湛伝主・吉澤順将伝師)で寒壱百日間の水行・読経三昧の修行を積んでいた僧侶117人が2月10日、成満を迎え、全国から出迎えのために集まった寺族檀信徒が見守るなか、娑婆と結界を隔てる「瑞門」から厳しい修行だったことを窺わせる姿を現した。
成満会では、行僧が大音声の読経を響かせ、修法師として布教の先頭に立ち、日蓮聖人の祖願「立正安国」達成に向けてお題目を弘める覚悟を示した。中川法政宗務総長は挨拶で「日蓮宗をあげて待っていた。安堵と喜びでいっぱい。今日から修法をもって広宣流布の一翼を担い、活躍してほしい」と述べ、最後に〝ありがとう!〟と期待と感謝が入り混じった一言を行僧への労いとした。訓育を担った吉澤伝師は「入行会とは別人のような素晴らしい修行僧の姿になりました。多くの人に支えられたことを忘れずに、人から尊敬される修法師になって欲しい」と最後の訓示を述べた。
法要後、大勢の檀信徒らが加行所から出てきた修行僧に「おつかれさま」と駆け寄り、抱き合ったり、涙ぐみながら成満を喜んだ。香川県日妙寺から石倉敬悟師を団体参拝で迎えに来た篠原勤さんとスミ子さんは「12月に面会に来たときは辛そうでしたが、修行を終えて顔つきもたくましくなり、とてもうれしく思います」と喜んでいた。
初めての行を終えた中山教諒師(石川県本成寺内)は「今回の行で、お互いに助け合い、敬い合うことで自分の弱さや強みを学べた。自分と向き合った修行で〝感謝〟という気持ちに行き着いた。支えてくれた多くの方に感謝の心を忘れずに、さらなる高みに向かって、研鑽を積んでいきたい」と今後の抱負を力強く語った。

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