日蓮宗新聞
2018年7月9日号
西日本を中心とする豪雨のお見舞い
西日本を中心に全国で発生した豪雨によって被災されましたすべての方々に、心からお見舞い申し上げます。
また、尊いいのちをなくされました方々のご冥福をお祈りするとともに、深い悲しみにあるご家族や関係者の皆さまに衷心よりお悔やみ申し上げます。
未だに行方不明となられている方々の一刻も早い救出と被災地の復興、さらには被災者の皆さまに、1日も早く穏やかなる心と生活が訪れますことを心よりお祈り申し上げます。
2018年7月1日号
大阪北部地震で三島管区中心に近隣で被害
6月18日に大阪府高槻市を震源とする地震で、当該の三島管区をはじめ近隣管区の寺院教会結社への被害が確認された。各所長によると、檀信徒宅への被害も多く予想されるという。19日現在、僧侶寺族檀信徒とも人的被害の情報はない。
最大震度6弱を記録した茨木市の妙徳寺では山門が倒壊した。併設されている保育園の園児が登園の時間帯だったが、ケガ人はなかった。三浦恵廣住職は「いのちが失われなくて本当に良かった」と胸をなでおろした。
震源地の北、約4㌔離れた高槻市圓通寺では、妙見堂・庫裡などの壁面のひび割れや鳥居の損壊、山門屋根瓦の崩落、地蔵や灯籠の倒壊など多くの被害が確認された。墓石の倒壊・破損を含め、同様の被害は他寺院でも確認されているという。同じく最大震度を記録した大阪市北区の本傳寺では宗宝第2種に指定されている日蓮聖人像などが一部損壊した。
森本竜静近畿教区長は、「小学4年生の女の子を含め犠牲者が出ている。冥福を祈るお題目を捧げてほしい」と語っている。