2010年3月1日号
第789回『日蓮大聖人御降誕会』
日蓮聖人ご降誕の聖地として信仰を集める千葉県鴨川市大本山誕生寺(石川日
貫首)で2月16日、第789回「日蓮大聖人御降誕会」が営まれた。この聖日を祝おうと、地元をはじめ全国各地から約500人の檀信徒らが参拝に訪れ、にぎわいをみせた。
日蓮聖人のご両親の御霊廟がある妙蓮寺(上村貞雄住職)から誕生寺まで、日蓮聖人のご幼像を乗せた御輿が行列するのが恒例だが、今年は悪天候のため中止となった。
法要は午後1時から、誕生寺祖師堂で石川貫首を導師に営まれた。式中、石川貫首が慶讃文を読み上げ、読経のなか焼香が行われた。
その後、日蓮宗宗務総長名代・塩崎望巳教務部長に続き、石川貫首が挨拶。「日蓮聖人がお一人おひとりのお顔を見られ、“よく来られた”とおっしゃっていると思います」とたくさんの参詣を喜んだ。また「ご降誕会こそみんなが集まって、私たちの心に腐ったところはないか、間違ったところはないか反省するとき。いま一度お釈迦さま、日蓮大聖人の御教えを確認し合うのが今日のこの日なのです」と宗祖降誕会の意義を檀信徒に呼びかけた。
法要後は、千葉県南部和讃会による和讃奉詠と千葉県南部修法師会による特別祈祷会二座が行われた。
