2009年8月20日号
本山大坊本行寺 第50世貫首に山村日珠師
法灯継承晋山奉告大法要
酒井日慈管長猊下が祝詞
日蓮聖人ご入滅の聖地、本山大坊本行寺の貫首辞令交付式が7月9日、東京・大田区の日蓮宗宗務院で行われた。第49世の伊澤日祐師が退任して自坊の南之院に隠住し、新たに東之院住職だった山村日珠師が第50世貫首となった。
8月2日には「第50世山村日珠猊下法灯継承晋山奉告大法要」が盛大に行われ、僧侶200人、檀信徒250人が参列した。
酒井日慈日蓮宗管長猊下(大本山池上本門寺貫首)は祝詞で、伊澤師を「池上が誇る三人のうちの一人」、山村師を「頭脳明晰で本門寺における功績は列挙に暇がない」と評した。
石井隆康東京南部宗務所長は伊澤、山村両師との身近なつきあいを示し、喜びを表した。
大坊顕の字法縁代表の山田潮亮師は、大坊本行寺のたどった歴史を示し、これからの隆盛を期した。
檀信徒代表、総代世話人の小倉恒雄氏は山村師を迎える心強さを語った。これに応え山村師は挨拶で自らの半生を述べ、新貫首として常精進することを誓った。その後祝宴がもうけられ、盛大のうちに閉式した。
これまで日珠師が住職をしていた東之院は、山村栄慎師が新住職となった。