2004年12月1日号
127先師に回向 池上本門寺で追悼法要
東京大田区の大本山池上本門寺(酒井日慈貫首)で11月16日、第34回宗門先師追悼法要が営まれた。平成15年10月1日から平成16年9月30日までに宗務院に遷化の届けが出されたのは127師。当日は71遺族、91人が参列し、宗門発展のため尽力した先師に回向を捧げた。
法要は午前11時から池上本門寺本殿で、日蓮宗管長名代として酒井貫首を導師に、上田尚正宗会議長、井出存祐第二部審査会長を副導師に岩間湛正宗務総長、宗務内局、宗務所長、遺族ら約120人が参列。
法要中、岩間総長が追悼文を読み上げ、読経の中、遺族らが香を手向けた。続いて127先師一人ひとりの命日、俗名、法号が読み上げられると、遺族たちは一段と深く頭を垂れ、冥福を祈っていた。
その後、朗峰会館で斎の席が設けられ、岩間総長が「宗門の発展と寺門興隆のために一生を捧げ、尽くされた方々の意志を受け継ぎ、日蓮宗、お寺を立派に発展させて頂くよう命じられたと思っています」と話し、先師の増円妙道を祈念した。最後に遺族代表として三重県の森政顕師が挨拶し、終了となった。