日蓮宗新聞
2004年10月1日号
「香満ちました」
香元の一声で香席は閉筵。良い香りが香席を包み込み、席入りされた一人ひとりお心の中に“仏の使い”の香が満ちました。
秋晴れの9月10日、日蓮宗新聞社(長亮行社長)主催、大本山池上本門寺(酒井日慈貫首)後援の「聞香安居の集い」が開かれ、全国から約30人の方がお見えになりました。香筵は身延山久遠寺の檀越・南部(波木井)実長公とも縁の深い、御家流第23代宗家の三條西堯水師を講師に迎えて開かれました。
当日は種々ある、組香の中から中古三十六歌仙の僧・能因法師の名歌に由来する「白河香」が選ばれました。
都おば
霞とともにいでしかど
秋風ぞ吹く白河の関