2003年11月1日号
ようこそ!ペナン日蓮宗仏教会
10月11日から訪日していたマレーシアの信徒団を歓迎しようと、日蓮宗宗務院主催の歓迎晩餐会が10月15日、東京・大森東急インで開かれ、後援の僧侶、関係者約20人が迎えた。
訪れたのはペナン日蓮宗仏教会(法華山一念寺)の小幡妙照担任とメンバー22人。一行は今年4月20日、東京・池上本門寺と日蓮宗宗務院で開催された「ワールドフェスタin池上」に参加予定だったが、新型肺炎(SARS)の影響でやむなく断念。その後、双方の強い希望もあってようやく訪日が実現した。
式では今井真行国際課長を司会に、はじめに田端義宏伝道部長が「これからの21世紀を統合する原理が法華経であり、そうでなくてはならないと思う」と述べ、アジアに向けた開教の推進を図るため「今後も信仰のバックアップをしていきます」と歓迎。日蓮宗国際仏教親交会の加藤日暉会長が挨拶し、両国の所作で乾杯が行われた。
また、日蓮宗海外布教後援会の吉田文堯会長が「今年4月にはお会いできず寂しさが身にしみたが、今回は喜びを共にでき、感謝している」と嬉しさをにじませ、昨年6月にペナンを訪れた日蓮宗国際仏教親交会の持田日勇理事長が「今後もペナンを訪れ、交流を深めたい。小幡師を中心にお題目の花を咲かせて下さい」と挨拶した。
また、持田理事長から祖師像を彫ってほしいと頼まれ、15日間で木製の祖師像を完成させたという朝比奈安成師(厚木市仙行寺住職)も歓迎の言葉を述べた。
信徒団からは、アン・ティアンスーンさんが「日蓮宗に認知されて幸せに思う。池上、身延を訪れ、清澄にも参拝できるとあって、今回の訪問はまるで家に帰ってきたかのよう」と述べ、担任となって2ヵ月を迎えた小幡師が「強い信仰を持つメンバーと出会い、当初はあった不安もいつの間にか消えていた。皆さんと一緒に末法の世に広宣流布を目指し、東南アジアの地に精進したい」と意気込みを見せた。
賑やかな晩餐では、信徒団が記念品やマレーシア伝統の織物などを一人ひとりに手渡し、握手を交わすという親しみのこもった交流も。また10代の女の子による威勢の良い「江戸桜太鼓」が披露され、料理に舌鼓を打ちながら日本の文化に親しんでいた。
最後には、信徒団が小幡師を連れて舞台に上がるというハプニングもあり、小幡師を囲んで参加者にお礼の歌がプレゼントされた。
一行は本門寺の御会式にあわせて7日間滞在し、久遠寺、誕生寺、清澄寺などを訪れた。
マレーシア・ペナンの布教
マレーシアではイスラム教徒に次いで仏教徒が人口の約30パーセントと多く、特にペナンは華僑が約半数を占めることから仏教の信仰が盛ん。ペナン日蓮宗仏教会の信徒約120人は当初、新興宗教に帰属していたが、その教えに疑問を持ち、平成13年8月、日蓮宗に支援と認知を求めてきた。日蓮宗では翌年2月に職員らを派遣。その後、改宗会・本尊授与式が行われた。今年8月には小幡師に常駐の開教師として辞令が交付されたばかり。




















