日蓮宗新聞

2023年12月1日号

中山法華経寺に加行所開設

千葉県市川市大本山中山法華経寺に日蓮宗加行所が11月1日に開設された。加行所は秘法である修法を相伝する日蓮宗の機関。入行会では2月10日までの100日間、読経と水行三昧の厳しい修行に自ら身を投じる僧侶54人が力強く大音声の読経を響かせた。
田中恵紳宗務総長は挨拶で、法華経寺に加行所が置かれてちょうど50年という節目に触れ、「人口減少社会に合わせるように、最も入行僧が少ない年になった。今後も減少は続くと思われるが、今までにない少人数のため、未来の加行所をうらなうことにもなる。宗門中が注目する100日だと肝に銘じて欲しい」と激励した。
加行所伝主の新井日湛貫首は2月10日の成満の日に再び会うことを期待した。伝師の若松宏泉師は入行僧に向けて「大変苦しい修行だが、耐え抜いて自身の手で神通力を得て、秘法でたくさんの人びとを救ってほしい」と訓示した。
最後に、全堂代表の廣橋是晃師が「不惜身命の決意をもって本日から寒壱百日間の苦修錬行に精進する」と宣誓した。
今年度も新型コロナウイルス感染症対策のため、境内での見送りはなかったが、法要への参列は可能になり、多くの寺族や檀信徒が祖師堂外陣から無事の成満を祈った。茨城県から10人ほどで見送りに来た野呂幸史さん(75)は「私たちのために厳しい修行をしていただいて、本当にありがたい」と話し、一緒に参列していた檀信徒も「住職が不在の間、一生懸命にお寺を守っていきます」と力強く語った。

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新年のご挨拶。

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