日蓮宗新聞

2023年3月1日号

千葉県 誕生寺第802回降誕会

春の房総に寿ぐお題目響く
 千葉県鴨川市大本山誕生寺で第802回日蓮聖人御降誕会が2月16日に営まれた。法要前には日蓮聖人のご両親が祀られる同市妙蓮寺(宗門史跡)からご幼像の渡御が行われ、全国的な寒波のなか、房総の暖かな日差しと迫力がある万灯供養が聖人生まれ故郷の小湊の春を賑やかした。
 今回の行列には神奈川県茅ヶ崎市上國寺が初参加。同市の浜降祭で行われる神輿渡御を日蓮宗の万灯神輿として奉納披露した。この神輿渡御は茅ヶ崎に伝わり、「どっこい、どっこい」と相州神輿独特の掛け声や日本の伝統的な歌謡の形式の甚句とともに、神輿を上下に揺らすことで取り付けられた鈴を鳴らしたり、側面にある鐶(もしくは〝箪笥〟)を叩きリズムを取るのが特徴。製作したのは茅ヶ崎で神輿造りの工房を構える上國寺世話人の中里康則さんで、当日も甚句を威勢よく歌い神輿を導いた。参加した久米祐次さん(48)は「仏さまの力で団結できたことがありがたい。池上本門寺のお会式でも奉納したい」と抱負を語った。また祖師堂前では勝浦市の有志寺院からなる「ありが鯛万灯講」と共演し、一層降誕会を盛り上げていた。
 法要は誕生を寿ぐ雅楽が鳴り響くなか、角濵監鏡執事長を導師に営まれた。慶讃文で角濵執事長が日蓮聖人の降誕の意義を読み上げた後、参列者は唱えるお題目で法華経受持を表した。参列した宗務院の山田光映財務部長が祝辞に立ち、「不惜身命のご生涯の始まりはここ小湊。この法要は私たちが今の時代において日蓮聖人の末弟としての自覚を強いものにし、次世代に教えを伝えていく新たな誓いとするもの」と伝えた。

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