日蓮宗新聞
2021年10月20日号
「立正安国・お題目結縁運動」結願法要営む
宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」が来年の令和4年(2022)3月31日に運動期間を終えることを受け、山梨県総本山身延山久遠寺で9月30日に菅野日彰管長猊下(東京都大本山池上本門寺貫首)を大導師に、結願大法要(宗門法要)が営まれた。
同運動は平成19年(2007)4月1日にスタート。運動期間15年を「播種」「育成」「開花」「結実」と4期に分け、それぞれのテーマに沿った活動を展開してきた。その間、『立正安国論』奏進750年記念や今年迎えた日蓮聖人降誕800年の慶讃事業などとともに「いのちに合掌」をスローガン、「敬いの心で安穏な社会づくり、人づくり」を運動目標に、僧侶檀信徒が一丸となり、誰もが敬い合う社会の実現に向けて「合掌」とその「心」の普及・浸透に努めてきた。宗門運動の「合掌」は法華経に24字で説かれる不軽菩薩の礼拝行に由来しており、日蓮聖人が24字とお題目が同じとされていることから、「合掌」の結縁はつまりお題目との結縁となる。