2017年6月1日号
記念大会参加し感動を
全国檀信徒協議会(池上幸保会長)の総会が5月19日、東京都大田区の日蓮宗宗務院で開かれ、全国各管区の檀信徒の代表者59人が出席、11人が委任状を提出した。
池上会長を議長に審議が進められ、平成28年度会計・監査報告をはじめとする審議事項の5議案はすべて承認された。役員人事では、池上幸保会長(東京都南部)、武田家治副会長(大阪市)、伊藤光男副会長(埼玉県)、岡田一弥監事(東京都南部)、杉村静一監事(富山県)が承認された。伊藤副会長は退任する相澤弥一郎氏(東京西部)に代わっての就任で、ほか4人は留任となった。また常任理事の互選による会計には神山喜久夫氏と有賀一夫氏が選出された。
平成29年度の活動計画では、①冊子「合掌~七つの教え」の頒布②日蓮宗新聞の購読推進③あんのん基金への協力、を3本柱として、受け身ではなく能動的に、信仰の継承に関与していくことを池上会長が発表。また日蓮聖人降誕八百年記念事業として今年度から始まる各教区での記念大会への積極的な参加を促すとともに、そこで得た感動を次代と共有したり、伝承することが信仰の継承の一助となるとした。
審議終了後は、奥田智一常任委員(愛知名古屋)が管区の活動報告を行った。管区の諸行事を紹介しながら、降誕八百年に向けてお題目を弘め日蓮宗の存在をアピールするにあたり、唱題行の活用が有効であることを自身の経験を踏まえて述べた。その後、宗門運動本部企画推進会議委員の関本城師が降誕八百年事業について具体的な解説を行った。
終了後、総会出席者有志が日蓮宗の東南アジア布教拠点のマレーシア・ペナンで行われる日蓮聖人降誕八百年記念大会参列の旅に出発した。
