日蓮宗新聞
2017年1月1日号
明けましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。
平成29年丁酉の1年が始まりました。度重なる災害に見舞われた昨年、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
平成33年に迎える日蓮聖人降誕800年まであと4年と少しになりました。今年は東南アジアの国際布教拠点、マレーシア・ペナン一念寺をはじめ、山静教区や中部教区で記念大会が行われます。いよいよ本格的な800年の各事業が始まっていきます。今後、ご正当に向けて一緒に日蓮聖人の降誕をお祝いしていきましょう。
そして、降誕800年の目標はまだあります。日蓮聖人が目標とされた世界中の誰もが安穏な心で生活できる「立正安国」を実現させるためのソフトを構築することもその1つです。宗門子弟の教育はもちろん、地域での青少幼年の健全育成や災害時における寺院の体制づくりなど、地域社会における日蓮宗の役割を果たしていきます。
そのためには日蓮宗徒1人ひとりが、地域社会のなかで信仰に根ざした行動をしなければなりません。人間を含める森羅万象を仏さまとして接することが、また誰かの菩提心を起こすことになるでしょう。これが800年事業の目的である「合掌の心を世界に広める」ことにつながるのです。
さあ、立正安国に向けて合掌の輪を広めていきましょう。
