日蓮宗新聞
2014年4月1日号
合掌~檀信徒のくらしの中に根づかせる
平成26年度がスタートしました。今年度はお題目の信仰によって「立正安国」「世界平和」の実現を目指す宗門運動「立正安国・お題目結縁運動第2期・育成活動の締めくくりとなります。平成19年度から運動が実施され、今日に至るまでの皆さまの信仰は、たくさんのお題目の芽すくすくと育んできたことでしょう。
今年度の運動方針は「合掌~檀信徒のくらしの中に根づかせる」です。全ての「人びとを敬った常不軽菩薩の「但行礼拝」の精神をもとにした「合掌礼」。今年度は、この「合掌礼」を普段の暮らしに浸透させることで心を育み・敬いの心を育てることを目指します。また波及的に「合掌礼」を社会ヘ弘め安穏な社会の実現を目指します。
掌を合わせる姿は、敬いや感謝の心を伝える仏教の基本的な姿勢です。宗門運動第3期開花活動を迎える来年度には、くらしの中に「合掌」が根づくように努力し、日蓮聖人が願われた「立正安国」という誰もが安心して暮らせる社会を実現させるために、僧侶檀信徒一人ひとりが運動の担い手となり精進を重ねましょう。