日蓮宗新聞

2013年12月1日号

小松原法難

750②註画賛「今年(文永元年・1264)の11月11日、安房国東条(現千葉県鴨川市)の松原という道で、申酉の時刻(午後4時から6時頃)に、待ち伏せしていた数百人の念仏信仰者(地頭の東条景信)たちに襲撃され、日蓮の方は自分のほか10人ばかりで、そのなかでも腕の立つ者はわずかに3、4人であった。念仏信仰者たちの射る矢は雨のように降りそそぎ、打ちかかる太刀は雷のように襲いかかった。弟子の一人はその場で殺され、二人は重傷を負った。自分も切られたり打たれたりして命を落すほど危険であったが、どうしたことか、殺されることをまぬがれて今までこうして生きている。このような迫害を体験するほどにますます法華経の信心は増進するばかりである」(『南条兵衛七郎殿御書』現代語訳)
小松原法難の惨状を表し、また日蓮聖人が法華経の行者として自覚された一文で、小松原法難七五〇年奉行会のテーマにもなっている。日蓮聖人は法難に遭うのは、法華経勧持品第十三の「法華経を弘める者には難がふりかかる」と説かれる経文通りに法華経を正しく読み弘通を実践しているからだと自覚された。
この法難で、弟子鏡忍坊(日曉上人)と助けに駆けつけた檀越の工藤吉隆公(妙隆院日玉上人)が殉教した。ご法難から750年はこの二上人の法華経弘通者の750遠忌でもある。
また言い伝えによると、日蓮聖人がご法難に遭われたその時、そばに立っていた槇の木から鬼子母神が現れ、驚いた東条景信が落馬したという。

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