2013年9月10日号
平成25年度第2回中央檀信徒研修道場
日蓮宗宗務院が主催する平成25年度第2回中央檀信徒研修道場が8月31日、9月1日の1泊2日の日程で神奈川県
藤沢市の本山龍口寺(本間日恩貫首)を会場に開催された。この道場は宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」推進のために、檀信徒の信行推進者を養成することを目的に年2回開設されている。
今回は全国各地から29人の檀信徒が集まり、その内10人が初参加。最年少は29歳、最年長は88歳の人が参加した。二日間にわたって、野坂法行主任が「釈尊の教えと生涯」「立正安国」の2講を、田端義宏講師が「法華経の教え」「龍口法難」の2講を担当し、計4講の講義を行った。そのほか唱題行、法座、朝勤と充実した修行が行われた。
初日の夜に行われた法座では、「私は何を実践してきたのか?」を主題に参加者一人ひとりが発言。日々の生活や仕事のなかで法華経の示すところをいかに実践しているかを発表し合った。それぞれの小さな実践が別の参加者の今後の信行活動のヒントとなったようで、「信行や信心のあり方もいろいろあるのだと目からウロコが落ちた。自分にもできそうなことから真似していきたい」と新たな実践に前向きな姿勢を示していた。
閉講式で代表して記念品を受け取った初参加の29歳の女性は「いい勉強ができた。学んだことを今日から実践していきたい。今回のように土日の開催ならまた参加してみたい」と話していた。