日蓮宗新聞

2013年6月10日号

身延山で中央檀信徒研修道場 肌で感じる“特別”な修行

 平成25年度第1回日蓮宗中央檀信徒研修道場(野坂法行主任)が5月24日から26日まで、山梨県身延町の身延山信徒研修道場で開催された。今回は檀信徒の信仰増進と日蓮聖人を支えた檀信徒に学び、檀信徒の信行推進者を養成することを目的に、11人の道場生が研鑽を積んだ。
開講式では4人の初参加者を含めみな緊張しながらも、自らの信心を高めるための身延山での修行に期待を寄せる姿が見られた。その後、野坂主任が「宗徒の信条」と題して講義し、「住職だけがお寺を盛り上げる役割ではない」と参加者に語りかけた。また元気なお寺には元気な檀信徒がいることを挙げ、檀信徒やリーダーの存在が不可欠だと述べた。さらに田端義宏講師が「日蓮聖人の教え」をテーマに「日蓮聖人のご遺文には“教えを弘めるのは弟子檀那”とあり、檀信徒と弟子を区別されていない。菩提寺の発展のみならず、日蓮宗徒として、安穏な社会づくりを目指すという意識を高めてほしい」と語った。
夜の法座では道場生が自身にできる宗門運動などについて話した。初参加の中村安伸さん(35・兵庫県)はお寺へ集まる年齢層を若くするような意見を菩提寺の住職にしていることを紹介した。また菩提寺で計画中の婚活パーティーについても述べ、「あくまでイベントはお寺に人を集める方法。お題目との結縁を目的にしていることを忘れてはならない」と語った。
2日目には総本山身延山久遠寺で内野日総法主猊下の御経頂戴を受けた後、篤信の女性信徒で知られる徳川家康の側室・養珠院お万の方を開基とする同町の本山本遠寺(近日法貫首)と、日蓮聖人に身延山を寄進した波木井実長公の居城を寺院に改めた円実寺(岩田恵嵩住職)へ参拝した。道場生の一人は「お万の方や波木井公の信仰と覚悟を肌で感じた。大先輩の精神を少しでも受け継ぎたい」と語った。
日蓮聖人のみ魂が棲まわれる身延山での研修道場は、普段体験できない特別な修行の時間。「同行互いに尊敬し、共に助け合うべし」との道場清規にのっとり、お題目を唱える仲間同士が2泊3日の間に得るものは大きい。

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