日蓮宗新聞

2012年11月1日号

内野法主とスリランカ最高位僧が面談

檀信徒が国際交流のかけ橋に

スリランカ仏教界で最高位の僧侶ニヤンゴダ・スリヴィジタシリ師、スリランカ国会議長で現大統領の実兄チャマル・ラジャパクサ氏、ラカンナーゴダ駐日スリランカ大使らスリランカの要人12人が10月3日、日蓮宗総本山・身延山久遠寺(内野日総法主)を参拝し、内野法主猊下を表敬訪問した。
一行はまず、吉村明悦布教部長の案内で祖廟と御草庵を参拝。清水房(内野光智住職)で精進料理の昼食をとってから久遠寺へ登詣。五重塔と菩提梯を見学してから内野法主猊下とのご面談を行った。
内野猊下は一行に歓迎の意を表され、仏教を通じて日本とスリランカの友好が進展することに期待を寄せられた。ニヤンゴダ師は、スリランカ僧が第二外国語として日本語を習得し日本仏教を学んでいることを話し、「日本とともに仏教徒が率先して世界平和を築いていきたい」と話した。通訳を介しながら友好的に終始したご面談の最後には、スリランカ僧4人がスリランカの経文で内野猊下の法体健全を祈った。
その後、一行は身延山の諸堂を参拝してからロープウエイで奥之院を詣でた。ほぼ一日を身延山で過ごしたニヤンゴダ師は「日本は科学技術で世界最先端をいく一方で、豊かな自然や古い伝統もしっかり守られているので驚いた。身延山に来てますます日本が好きになった」と話した。

このスリランカ要人の身延山参拝は、笠井篤信氏(東京都・東郷寺檀徒)の招きに応じて実現したもの。
笠井氏は仏陀生誕の地ルンビニ(ネパール)でホテルを経営しながら、仏教徒としてスリランカとネパールの仏教界に貢献。両国の社会的弱者などに救済の手を差しのべている。このような菩薩行に対し本年3月、スリランカ政府と仏教協議会は笠井氏に世界平和賞を授与した。この賞は世界平和に資する慈善家に対し贈られるもので、外国人がこれを受けるのは笠井氏が初。授賞のお礼にと、笠井氏が同国仏教界と政府の要人を身延山に招待した。

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