日蓮宗新聞

2012年11月1日号

宮城県久円寺が報恩の万灯行列

日蓮聖人ご入滅の地、東京都大田区池上の大本山池上本門寺(酒井日慈貫首)で第七三一遠忌お会式が10月11日から13日まで行われ、計30万人の参拝者が訪れた。お逮夜にあたる12日には100を超える全国からの万灯講中が集まり、纏いを振りお囃子とうちわ太鼓を響かせた。
13日朝の臨滅度時法要ではご入滅時の故事にならい、酒井貫首が静かに鐘を打ち鳴らし、日蓮聖人に報恩感謝を捧げた。

感謝の横断幕に勇気
万灯講の中に東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市にある久円寺(谷川海正住職)の講中44人の姿があった。昨年、震災の影響で同講が池上本門寺への万灯供養などができないことを聞いた池上の講中が久円寺を訪れ、被災地で万灯練供養を行った。今回はその恩返しと日蓮聖人への奉告を兼ねた供養でもある。万灯こそなかったものの「震災復興御支援ありがとうございます」と書かれた横断幕を掲げ歩く講中の姿に、沿道の参詣者からひときわ大きな拍手と歓声があがった。
総代長の佐藤栄一さんは、「震災以降、全国各地からたくさんの気持ちをいただきました。今日はそのお礼を少しでも伝えたい」と万感の思いを込めて語った。

北海道教区に講中を!
また北海道から福島町妙蓮寺(岡観要住職)の講中「蓮光会」6人、北海道東部信徒青年会7人とほか信徒9人が池上本睦会と神奈川県川崎安立寺万灯講にそれぞれ分かれて参加した。
現在、北海道では万灯講中が少なく、池上本門寺の行列に参加する機会もあまりない。15年前に妙蓮寺で万灯講中を結成し活動する岡師はかねてから「青年会活動に万灯を」と推進している。今回の参加は「北海道教区の講中として参加を目指すという目的で行われた。
初めて参加した信徒青年会会員の一人は「こんなにも賑やかなものとは思わなかった。来年もできれば一人ででも参加したい」と感動の言葉を述べていた。
岡師は「日蓮宗にこんなに若い人たちが集まる行事があること自体が素晴らしいこと。これからの布教のあり方としても北海道の万灯講中を盛り上げていきたい」と抱負を語った。

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