2012年2月10日号
各地で節分追儺式
「福は内! 福は内!」
邪気を払い無病息災を願う節分の豆まきが2月3日、全国の寺院・教会・結社で行われ、多くの人が参拝に訪れました。
冬から春へと新しい季節を迎える“節分”に、降りかかる災いだけでなく、心の鬼退治にも努めようと「福は~うち」の声が、全国津々浦々に響きわたりました。
総本山身延山久遠寺
総本山身延山久遠寺(内野日総法主)でも本堂で営まれた節分会に約5,000人が参拝。
法要では、災難を払うための木剣が本堂に響きわたり、内野法主猊下が東日本大震災の犠牲者の慰霊と被災地の早期復興のため、国家の安泰を祈念されました。
大本山池上本門寺
東京都大田区の大本山池上本門寺(酒井日慈貫首)では、各界の著名人や参詣者約12,000人が訪れ、1年の招福と無病息災を祈った。
酒井貫首を導師に午後2時から大堂(祖師堂)で追儺式法要が営まれ、東京南部修法師会出仕のもと裃姿の歳男・歳女はじめ一般参拝者が参列。式中、ご宝前に参列者の身体健全が祈念され、修法師による力強い読経と木剣の音が響き渡った。
豆まきは午後3時から、大堂前に設置された特別桟敷で行われた。梵鐘の音を合図に、酒井貫首や歳男・歳女、なでしこジャパンの丸山桂里奈選手、プロレスラーの佐々木健介・北斗晶夫妻や歌手の秦基博さん、アクションヒーローのウルトラマンダイナらが勢いよく福豆をまき、参詣者は豆がまかれるたびに声をあげ、福を得ようと両手を伸ばしていた。参拝者の一人は「久々に童心に戻れた。福豆を食べて、今年一年何事もなく元気に過ごしたい」と笑顔で話した。