2011年11月1日号
中央檀信徒研修道場 身延山で開催
檀信徒の信行の研修と信行推進者の養成を目的とした平成23年度第2回日蓮宗中央檀信徒研修道場が10月4日から6日まで、山梨県の身延山信徒研修道場で開催された。自らの信仰を深め、確固たるものにしようと32人の道場生が研鑽を積んだ。
4日正午に開会式が行われ、主任講師の山本光明師(北海道龍王寺住職)を導師に読経し、関谷泰教日蓮宗伝道局長・吉村明悦身延山布教部長が挨拶した。講師紹介の後、山本師が「台風により交通機関が影響する中、研修に参加されありがとうございます。身延山のお膝下でしっかり研修して下さい」述べた。研修生を代表して山梨県泉應寺檀徒が力強く宣誓し、道場生全員で道場清規を唱和した。
記念撮影が行われた後、内野日総法主猊下の御経頂戴を受けるため山々に響きわたる声で唱題しながら総本山身延山久遠寺本堂に向かった。初めて参加する男性は「とても緊張しています。何もかも分からないことばかりなので、ベテランの方に指導をいただきながら研修して、これからの信仰生活に生かしていきたいと思います」と抱負を語った。
初日は、主任講師による法華経講義、三大寺聡温講師によるご遺文講義などを聴講、夜は法座が行われた。2日目は朝勤の後、奥の院登詣、講義聴講、法座、唱題行、3日目にはこれらのほか書写行と、参加者は中身の濃い3日間を棲神の地・身延山で過ごした。