日蓮宗新聞

2011年7月10日号

東日本大震災百ヵ日忌追善法要

日蓮宗宗務院主催 宮城県本山孝勝寺で

東日本大震災から百ヵ日にあたる6月18日、日蓮宗宗務院(渡邊照敏宗務総長)主催、福島・宮城・岩手の三県宗務所合同で東日本大震災百ヵ日忌追善法要が宮城県仙台市の本山孝勝寺(谷川日清貫首)で営まれた。家族・友人、そして故郷を奪われた三県からの檀信徒ら400人が参列し、供養の誠を捧げ、犠牲者の冥福と復興を祈念した。
「震災から立ち直るのは大変なこと。心を込めて祈りたい」。家族の4人を亡くした岩手県遠野市法華寺の檀徒はそう語ると、合掌をして法要が始まるのを静かに待った。
追善法要は渡邊宗務総長を導師に、三県の僧侶が出仕し厳粛に執り行われた。渡邊宗務総長は表白文で「我等ここに、犠牲者の冥福を祈り奉る」と述べ、「物心両面にわたり、復興の礎を築かんことを誓い奉らん」と全力を挙げて取り組んでいくことを仏祖三宝に誓った。また挨拶に立った災害対策本部の駒野教源副本部長も「できる限りの支援を行っていく」と参列者に述べた。続いて谷川貫首とともに参列者が日蓮宗作成の“祈りの言葉”を読誦した。
2時46分。全員でお題目が唱えられる中、孝勝寺の大鐘が三度悲しげに響き渡った。津波被害のあった地区に住み、同級生や多くの友人を亡くした女性(孝勝寺信徒)は涙を流しながら合掌。全員が心を一つにした瞬間だった。犠牲となった友人への供養を捧げることができたと語る女性は、「仮設住宅に住めても2年まで。仕事もない状況でこの先どうやって生活していくのか」と不安げに語った。被災者に安穏な日々が戻るのはいつになるのだろうか。

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