日蓮宗新聞
2010年10月1日号
第52代日蓮宗管長・立正大学学園総裁 内野日総猊下御就任祝賀会開く
今年5月に第52代日蓮宗管長かんちょうと立正大学学園総裁にご就任された総本山身延山久遠寺の内野日総法主ほっす猊下の祝賀会が9月16日、都内のホテルで催され、全国各地から僧侶檀信徒ら700人が集まった。
内野管長猊下は、各本山貫首や久遠寺関係者など出席者の満場の拍手で迎えられ、笑顔でご入場された。
関谷泰教伝道局長が開宴の辞を述べた後、渡邊照敏宗務総長は挨拶で「内野管長猊下が卓越した手腕をご発揮なされ、宗門運動『立正安国りっしょうあんこく・お題目結縁けちえん運動』のシンボルとなる五重塔を建立された」と功績を讃え、慶びを伝えた。
祝辞では前管長の酒井日慈大本山池上本門寺貫首が「熟慮と行動を兼ね備えた法主猊下」と称賛。また全日本仏教会の有田惠宗理事長と久遠寺参与の堀内光雄前衆議院議員がそれぞれ祝辞を述べ、管長推戴委員長の小林順光師から記念品の贈呈が行われた。
続いて内野管長猊下がご挨拶され、「盛大な祝賀会は時期不相応」とご配慮されながら、「岩間日勇猊下の“共に生き、共に栄える”の一途な精神を糧として“愛される日蓮宗”を目指してまいりたいと存じます」とお言葉を述べられ、出席者に感謝の意をお示しになられた。
次に歌舞伎俳優で日本舞踊坂東流の家元・坂東三津五郎氏が祝舞を披露し、祝賀会に花を添えた。
鏡開きに続き、立正大学学園の及川周介理事長が乾杯の発声。歓談後、井上瑞雄久遠寺総務が謝辞を述べ、駒野教源総務局長が「日輪にちりんいよいよ昇り総目そうもく仰ぎ見る今日の佳き日」と内野管長猊下のお名前にちなんだ句で祝賀会は締めくくられた。
