2010年7月10日号
全日青 代表者会議と総会 50周年に向け一歩前進を
全国日蓮宗青年会(光岡潮慶会長=当時)は沖縄・那覇市内のホテルで6月22日、第48回全国日蓮宗青年僧沖縄結集・代表者会議と総会を開催し、会員290人が参加した。
原恵亮結集担当委員長が開式の辞を述べ、光岡会長が導師となり法味言上ほうみごんじょう。光岡会長は「沖縄の布教活動が次世代教化の大きなヒントとなり、更に活動が発展することを願います」と挨拶した。
続いて日蓮宗宗務院の駒野教源総務局長が「米軍基地問題で揺れ動いている沖縄で、立正平和唱題行脚りっしょうへいわしょうだいあんぎゃにより沖縄の方々と一緒になっての慰霊は意義あること」と青年僧を激励した。
その後、新執行部役員改選が行われ、第29代会長に伊東政浩師(神奈川県常照寺内)、副会長に釋英義師(北海道妙龍寺住職)が就任した。
伊東新会長は、今青年僧が真剣に取り組まなければ日蓮聖人ご降誕こうたん800年までの宗門運動の成功はありえないと語った。また青年僧の意識改革から始めたいと述べ、「僧侶は宗教的行いによって、人に感動を与えなければならない」と力強く訴えた。さらに2年後に控える全日青結成50周年に向けて「情報交流を円滑にして、全国で活動している人たちからヒントを得たい。また全日青の先哲に敬意を表し、さらに一歩踏み出していきたい」と抱負を語った。