日蓮宗新聞
2010年2月10日号
総本山身延山久遠寺で節分追儺式
総本山身延山久遠寺(内野日総法主)の節分会には歳男・歳女を含め約5000人が参詣した。1月場所で815勝をあげ、幕内通算史上単独1位を記録した魁皇関も例年通り登場。昨年落慶を迎えた五重塔が偉容を誇る境内は、冬の寒さを吹き飛ばす熱気に包まれた。
はじめに法要が午後1時から、本堂で内野法主猊下を大導師に営まれた。山梨・静岡両県の修法師90人と山内支院の僧侶が出仕して、お堂を埋めた参詣者の家内安全と身体健全を祈願した。
その後、境内に設けられた特別桟敷で3回に分けて行われた豆まきには、信徒や地域住民が多数つめかけた。
内野法主猊下がゲストの魁皇関、女優・高橋由美子さん、タレント・森下千里さん、原愛佳さんらとともにお出ましになられると、参詣者から大きな歓声があがった。「福は~内! 福は~内!」のかけ声に合わせ、用意された約8万5千袋の福豆がまかれ、手にした参拝者は、ありがたそうに大事にしまい持ち帰っていた。