2009年7月1日号
「同心 掌と心を合わせよう」 全日青、金沢結集大会に
『立正安国論』奏進750年の決起大会に
僧侶檀信徒一体で
お題目を唱えましょう
全国日蓮宗青年会(光岡潮慶会長)は5月27、28日、石川県金沢市で「同心 掌と心を合わせよう」をテーマに、第47回全国日蓮宗青年僧北陸結集金沢大会を開催し、全国から青年僧約230人が参加した。
開会に先立ち、荒清寛悟結集実行委員長が開会宣言をし、続いて光岡会長が「この大会を『立正安国論』奏進750年の決起大会として位置付けをさせていただきました。僧侶檀信徒一体となってお題目を唱えましょう」と大会の趣旨を述べた。
その後、午後2時から金沢中央公園へ移動し、手甲・脚絆の行脚姿をした青年僧が玄題旗を先頭に、立正安国・世界平和の旗を掲げて唱題行脚を行った。
一行は、金沢城址・兼六園下を通って天神橋を渡り、卯辰山にある善妙寺(吉田弘信代務住職)の日蓮大聖人銅像へ。交通量の多い兼六園下などでは、行き交う人たちがふり返り、額に汗して唱題行脚する青年僧たちに合掌する姿が見えた。スタート地点から善妙寺まで約3キロの道のりを、予定よりも早くたどり着いた一行を檀信徒が出迎えた。
日蓮聖人銅像前では、光岡会長を導師に「立正安國世界平和誓願大法要」が行われ、大勢の檀信徒が参列した。
吉田代務住職は「当山の日蓮聖人銅像は大正7年(1918)10月6日に、日清・日露戦争戦没者の供養塔として建てられました。日本海の安全と、世界の平和を祈る銅像です」と挨拶した。
翌日は代表者会議と総会が開かれ、昨年度の報告と今年度の活動計画が承認された他、毎年行われている沖縄慰霊行脚での安全対策についても話し合われた。来年度の結集大会は、沖縄県で開かれる予定。