2009年6月1日号
北海道札幌市南区 日蓮宗・本覚教会が設立
今野師「今後も日蓮聖人の教え、伝えていきたい」
北海道札幌市南区に新しく日蓮宗の教会・本覚教会(近野妙孝担任)が設立された。
本覚教会は昭和59年に設立された顕正結社を前身とし、近野師はこれまでも人生相談や信者の自宅に訪問をし布教活動を行ってきた。今回、篤信の信者から結社のあった土地の隣接地4千坪の寄付を受けたのを機に、教会として新たなスタートを切ることとなった。
教会設立の辞令交付式は4月13日、東京大田区の日蓮宗宗務院で行われ、小松浄慎宗務総長名代、藤岡暎邦総務部長から近野師に辞令が手渡された。藤岡部長は「25年のご苦労の甲斐あって今回の設立となったと思います。今後もさらなる活躍を期待します」と述べ、近野師は「25年も過ぎたなんて夢のようです。今後も日蓮聖人の教えを多くの人に伝えていきたい」と抱負を述べた。
「将来、福祉活動に力を入れたい」と語る近野師。
宗教離れが進み、心の問題が多く取り上げられる現代、近野師は「広大な土地の自然を生かした庭造りを行い、癒しの空間を作り悩める人々の心のケアを行っていきたい」と話していた。