日蓮宗新聞

2009年2月1日号

阪神・淡路大震災から14年

尼崎市長遠寺を中心会場に慰霊法要

【兵庫東】6434名の犠牲者を出した阪神・淡路大震災から14年の時が経った。被災管区である兵庫県東部宗務所(清水教信所長)では1月16日、檀徒に多くの被災者を出した尼崎市長遠寺(池田博英住職)を会場に、毎年恒例の阪神・淡路大震災物故者第15回忌慰霊法要を営んだ。特に被害が甚大だった阪神地区寺院の僧侶を中心に18人が出仕し、僧侶・檀信徒数百人の霊簿を読み上げた。
導師を務めた清水所長は「震災から何年経とうがあの悲惨な記憶が薄れることはない。特に管内僧侶はあの日を根幹に、『立正安国・お題目結縁運動』を遂行すべきである」と述べた。
法要後、参加者は西宮市へ。犠牲者72名を出した神明地区と、犠牲者43名を出した森具地区を訪れ、それぞれの慰霊碑前で読誦した。
また、青年会(小平晋慈会長)では翌17日早朝、中央区東遊園地で行われた神戸市主催「阪神・淡路大震災1・17のつどい」に会員僧侶16人が参加し、雪の散らつく厳しい寒さの中、1万400人の住民らとともに午前5時46分に黙祷を捧げた。
その後、東遊園地内の慰霊碑前と中央区本壽寺(小平会長自坊)内にある震災慰霊碑で読経。続いて、震源地となった淡路島北淡地区野島断層跡を訪れ、慰霊行脚を行い、40名の犠牲者が眠るモニュメント前で15回忌追悼回向を捧げた。
淡路島には日蓮宗の寺院は無いが、法華宗の寺院が多く点在しており法華経信仰者が多い。この日は、日蓮宗僧侶とともに手を合わせ異口同音にお題目を唱える地元住民の姿が多く見られた。
阪神・淡路大震災を知らない世代が増える近年、青年会では修養道場を被災地で開催し震災慰霊行脚をするなど、大震災の悲惨さや命の尊さを子供たちに伝えている。

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