日蓮宗新聞

2008年12月1日号

身延山久遠寺 五十塔竣工式

130年ぶり宗祖棲神の地に雄姿
5月には盛大な落慶式

山梨県身延町の総本山身延山久遠寺(内野日総法主)で、お題目発信のシンボルとして約130年ぶりに復元建立が進められてきた五重塔の外観が完成し、11月5日、竣工式が営まれた。
平成16年4月、久遠寺第91世妙道院日光上人が五重塔建立を発願してから4年半。同年、身延山五重塔建立奉賛会が立ち上がり、2年の準備期間を経て同18年3月、修法師約100人による読経と修法で地鎮式が厳修され、建立に着手。そして翌19年7月、五重塔の中心に据える心柱の奉曳式が営まれた。更に今年3月には修法師120人が出仕して上棟式を盛大に奉行。建設は順調に進み、このたびの竣工を迎えた。
◇   ◇
竣工式は秋晴れのもと、井上瑞雄身延山総務を導師に、山内役員が出仕して営まれた。杉浦則雄身延山法務部長を修法導師に力強い加持祈祷が修されると、工事関係者をはじめ、岡山県や大分県から団参で登詣した檀信徒など約500人の参列者は、合掌しながら見守った。

 井上総務は挨拶で「五重塔の真下で竣工式を奉行しながら、大変感激いたしました。まさにこれも偏に皆様のお蔭、これに勝るものがないという気持ちでございます」と語り、来年5月に執り行われる落慶式について「元和の塔を復元した五重塔が、全世界に向けてお題目発信基地のシンボルになるということを、全山一丸となって全世界へ向けて広める機会だと思っております」と参列を呼びかけ、更に工事関係者が誠心誠意、仕事に取り組んだことに深謝した。
五重塔前から望む思親閣上空は式中、身延山の前途を祝福するように終始晴れ渡っていた。
現在は内装の最終仕上げが進められている五重塔。来年2月26日にはご本尊を安置する遷座式が営まれ、付帯工事として進められている西谷駐車場から本堂脇までを結ぶ斜行エレベーター工事も順調に進み、来年3月には利用可能となる。
これで、いよいよ落慶式が5月13日から17日、5日間にわたり盛大に厳修される。

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