2008年6月1日号
第55回全国檀信徒協議会総会開く
全国檀信徒協議会(江守幹男会長)では平成20年度第五15回日蓮宗全国檀信徒協議会総会を5月8日、東京大田区池上の日蓮宗宗務院で行い、全国74管区のうち66管区68人の代表が出席した。
総会に先立ち開会式が行われ、小松浄慎宗務総長が法味言上を行った後、挨拶に立った。
小松総長は、宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」は、僧侶檀信徒一体となってお題目の輪を広げていくことであると話した。昨今問われる信仰の相続がスムーズにいかない現況については、まずは相続できる環境作りから着手すべきとした。また宗門運動の柱の一つでもある祖山総登詣についてその意義を説き、7月1日に予定されている祖廟輪番制度50年記念法要への参列を呼びかけた。最後に来秋京都で予定されている日蓮展を案内して話を結んだ。
次いで江守会長は、若い人の寺離れについて話した。「若い人に参加してもらうには、若い僧侶の参加が不可欠。日蓮宗青年会にも協調を呼びかけ、僧俗一枚岩となって若い檀信徒にはたらきかけていきたい」と抱負を語った。またこの後に行われる総会について、忌憚のない意見や、役員に対して遠慮のない注文をつけてほしいと、総会の活性を促した。
江守会長を議長に行われた総会では、まず平成19年度の会務報告と同会計・監査報告がなされ承認を受けた。次いで平成20年度の事業計画案と平成20年度の予算案が示され、これも拍手をもって承認された。最後に会務についての質疑応答が行われた。