日蓮宗新聞

2006年10月1日号

お会式

ドンドンツクツク♪  チンチキチ♪
今年も太鼓と鐘の音が賑やかなお会式の季節がやってきます。
日蓮聖人は弘安5年(1282)10月13日に武蔵国池上(現在の東京都大田区池上)でご入滅されました。お会式は日蓮聖人に感謝と報恩を捧げる大切な行事です。
特に大本山池上本門寺のお会式は盛大で、お逮夜と呼ばれる10月12日の夜は万灯行列と参詣者の波で溢れます。この熱気の源はどこから来るのでしょう。
それは700年以上前に日本国の人々を救おうと数々の法難にも屈せずに法華経を弘めようとされた日蓮聖人の徳を慕い追随しようとする現代人の心です。
長い年月にわたって受け継がれてきたお会式のみなぎるパワーにまだ触れていない方は、ぜひ一度お参りください。
お会式は総本山身延山久遠寺や大本山池上本門寺などの本山はもとより、全国の日蓮宗寺院で行われます。
今年の秋は、ご家族連れでお会式に参加し、元気にお題目をお唱えしましょう。

池上本門寺のお会式
特にご入滅の地である大本山池上本門寺(東京大田区)のお会式は盛大で、お逮夜と呼ばれる12日の夜には「万灯練供養」が行われます。
そこでは威勢のいい纒や、鉦・横笛による独特のリズムに乗せた万灯行列が池上駅から本門寺までの門前町を練り歩き、池上の山は夜通しお題目の声とうちわ太鼓の音で響き渡ります。毎年35万人以上の人出で賑わう池上のお会式にぜひご参拝ください。

11日は午前11時から歴代先師聖人並びに池上法類・池上護山会先師報恩法要、午後2時からは華やお香、合掌などの十種を供養する納経十種供養式法要が営まれます。
12日は午前10時に宗祖御更衣法要が営まれ、日蓮聖人の御衣を夏物から冬物にあらためます。そして午後2時からの宗祖報恩御逮夜法要には全国から多くの参詣者が大堂に参集する。午後6時頃からは池上徳持会館から本門寺までの約2キロにわたり百を超える講中、総勢約3000人による万灯練り行列。美しい万灯、力強い纏、賑やかなお囃子が池上の街を練り歩き、深夜まで賑わいを見せています。
13日は午前8時、宗祖ご入滅第725回遠忌の御正当報恩法要(臨滅度時法要)が厳粛に営まれる。日蓮聖人入滅時に六老僧の一人、日昭上人が鳴らした臨滅度時の鐘にならい、静かに鐘が打ち鳴らされます。
連綿と続く“御会式”の後湯寺に足を運び、日蓮聖人の御心、講中のみなぎる熱気に触れてみては如何でしょう。

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新年のご挨拶。

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