2006年7月20日号
千葉県八街市に「一妙教会」
千葉県八街市に新しく日蓮宗の教会「一妙教会」が設立され、7月4日、担任の関根孝龍師へ辞令が手渡された。
「師僧をはじめ多くの方々との縁を経て、信徒の皆様と亡き妻が私をここまで導いてくれました」と語る関根師は在家の出身。実家は代々曹洞宗の檀徒だったが、熱心に法華経を信仰していた母千鶴子さんと七面山に登詣した経験や、勤め先の社長が法華経の篤信者で、毎朝欠かさず10分間、社員全員でお経を読む会社だったというめぐりあわせで法華経の教えに触れ、さらにその会社で出会った妙曠夫人と毎月のように七面山に登詣を重ねるうち、関根さんは僧侶を志し22歳で出家。妙曠夫人も病の身をおして得度し、二人三脚で修行を重ね平成10年に一妙結社を設立した。妙曠夫人の死去という大きな悲しみを乗り越え、「今こうしていることが自分でも信じられない」と語るように、多くの縁に導かれて今回の教会設立に到った。
辞令伝達式が7月4日、東京・池上の宗務院で行われ、関根師は赤羽浩教千葉北部宗務所長とともに出席。伊東隆司日蓮宗伝道局長から辞令を手渡された関根師は「周りの方々に僧侶にしていただきました。これからも日蓮宗の教えを一人でも多くの方々に一生懸命伝えていきたいと思います」と語った。
