日蓮宗新聞
2006年2月20日号
池上本門寺に2万人
立春前日の2月3日、全国各地で福を呼ぶ節分の豆まきが行われた。
東京・大田区の大本山池上本門寺(酒井日慈貫首)では、裃を身につけた年男と年女が池上町内を練り歩き、大堂に入堂。午後2時からの追儺式法要は、酒井貫首を導師、東京南部修法師会を式衆に営まれた。法要が終わると、酒井貫首の「本年もみなさま幸せな一年でありますように」の声に合わせ、堂内豆まきが行われた。
引き続き午後3時からは境内で豆まきが行われた。大堂前に設置された特別桟敷に年男、年女やプロレスラーの天龍源一郎さん、タレントの大竹まことさんなどゲスト132人がズラリと並んだ。梵鐘の合図と共に豆まきが始まると、テレビで大活躍中のみのもんたさんの前に陣取っていた奥さま方が大声援。境内を埋め尽くした約2万人が、福を求めて一斉に手を伸ばした。用意された豆袋約3万袋はわずか3分のうちに無くなり、参詣者は笑顔で本門寺を後にした。