日蓮宗新聞

2005年10月1日号

智慧と愛情で宗門貢献を

花が咲くと同時に実を付ける蓮華の花。生命を宿し、育む力をもつ生命力溢れる女性の力を日蓮宗の布教の場で発揮できるように―。全国日蓮宗女性教師の会が結成されてから、はじめての総会が8月30日、行われた。
今年4月に発足した尼僧の全国組織「全国日蓮宗女性教師の会」の平成17年度総会が8月30日、東京大田区池上の日蓮宗宗務院と大本山池上本門寺で行われ、会員83人が参加した。発会奉告式は池上本門寺の大堂で厳修され、女性教師のみでの法要が行われた。早水日秀池上本門寺執事長が来賓として出席した。
堂内から妙響する読経は、散華がはらはらと舞い、瓔珞がそよぐかのような澄み渡るソプラノの声で、一般の参詣者もうっとりと聞き入っていた。
午前中、宗務院で行われた総会では伊藤美妙会長は挨拶に立ち「末法にして妙法蓮華経の五字を弘めん者は男女きらふべからず、皆地涌の菩薩の出現に非んば唱へがたき題目也」(諸法實相鈔)を引き、日蓮聖人の立正安国の実現のため世界の平和と人類の幸福を願い、また女性僧侶の資質向上をめざして結成された同会の実務の方向性を示した。
会議中、田端義宏伝道部長から助成金が伊藤会長に手渡された。田端部長は、750年という歳月を経て女性僧侶の組織が誕生したことを称賛しながら、智慧と愛情をもって宗門貢献してほしいと激励した。
事務局側からは会則の変更等の説明が行われ、また会結成の祖山への報告は、輪番奉仕をもって10月8日午前9時から身延山で行うこととした。
会員の一人、田代妙慧師(川崎市法性寺)は「主人にお寺に連れられたのがきっかけで、いつの間にか僧侶の道を歩んでいました。これからもっと勉強する機会が増えるのではないかと期待で胸をふくらませています」と語っていた。
日蓮宗の8316中、女性教師は1021人(9月27日現在)、そのうち住職等の籍を担うのは265人。

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