日蓮宗新聞
2005年2月1日号
阪神大震災から10年
平成7年1月17日午前5時46分――。多くの尊い命を奪った阪神淡路大震災から今年で10年を迎えた。街並みは整備され、見た目には順調な復旧を遂げているものの、復興住宅では未だ孤独死・自殺が絶えず、恐怖と悲しみを心に封じた被災者の生活再建はまだ遠い。1月17日、神戸市内で開かれた市民追悼式で導師を務めたNPO法人ボランティアネットワークEarthの石原顕正理事長(山梨県立本寺住職)は法要後、10年にわたる支援活動を振り返った。