2005年1月20日号
スマトラ沖地震・津波 日蓮宗が緊急支援
昨年12月26日に発生したスマトラ沖大地震による津波は、インドネシア、スリランカをはじめ、多くの国に被害をもたらし、死者不明者は18万人を超えた(1月13日現在)。史上類を見ない規模の被害は今もなお拡大し、復興に向けたより多くの支援が急務となっている。
日蓮宗宗務院(岩間湛正宗務総長)は1月8日付でアジア地域の日蓮宗寺院・教会に対し、お見舞いと支援協力の文書を送付した。特に被害の大きい国にあるマレーシアのペナン日蓮宗仏教会(小幡妙照主任)、スリランカの身延山スリランカ別院(コロンボ支院・ニゴンボ支院を含む)はともに無事という報告が入っている。
宗務院では緊急支援策として、日蓮宗国際協力基金の中から210万円を拠出し、各地域への第一次支援を行った。内訳は以下の通り。
スリランカ120万円・インドネシア30万円・タイ30万円・インド10万円・モルジブ10万円・ソマリア10万円(それぞれの国で活動するNPO組織や日蓮宗開教師へ支援金を送付)
長期的支援が必要な状況であり、宗務院伝道部では今後も募金の呼び掛けを継続していく。寄せられた義援金の送付先については、伝道部が各団体組織の活動状況を適切に判断・分析し決定する。