日蓮宗新聞

2004年5月1日号

全生園で日蓮宗唱行会が花祭り

満開の桜が咲き乱れる、武蔵野狭山丘陵に、都会の喧噪、時の流れを忘れさせてくれる緑の空間、約10万坪の敷地を要する国立療養所多磨全生園(東京都東村山市)で、園内の日蓮宗唱行会(西銘福三郎会長)が担当し4月5日、お釈迦さまの誕生日を祝う花祭りを開催した。
好天に恵まれ午後1時、華やかに飾りが付けられた唱行会の会堂で、田端義宏伝道部長を導師に、東部青年会(渡辺観良会長)が式衆を務め、園内の入居者等約40人が参列した。
全生園の駐在布教師を務める大庭一記師(東京都・善行院住職)は「信仰は現れるものだと日蓮聖人もおっしゃっています。この十万坪の土地に溢れ咲き乱れる木々は、入園者の方達によって植えられました。そのお陰で毎年、花祭りを迎えるにふさわしい環境を作ってくれました。それは皆さんの信仰の現れなんです」と話していた。
全生園は明治42年(1909)に、ハンセン病の療養施設として設立。現在は約400人の入居者がおり、約80人の唱行会会員が毎月お題目を唱えている。会員の念願だった会堂が建立されたのは、昭和32年。
会堂建立に尽力したのが日蓮宗の僧侶、救ライ活動の魁、綱脇龍妙師(深敬院日琢上人・昭和45年12月・94歳遷化)で、唱行会開堂の前、昭和27年に国立療養所群馬県栗生楽泉園の妙法会会堂の建立にも携わっていた。
その綱脇師と共に全生園に尽力したのが、山口智光師(智光院日昭上人・平成3年10月遷化・東京都浅草妙経寺31世)で、現在駐在布教師を務める大庭師は、平成3年に山口師から受け継ぎ、以来500回近く来園し供養をしている。
西銘会長は「全生園内には三派の仏教会会堂がありますが、高齢化が進んでおります。お上人さま方のご援助をいただきまして、これからもお題目修行に励みますので、よろしくお願い致します」と述べた。

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