日蓮宗新聞

2004年5月1日号

綜合財団賞に池永師

日蓮宗僧侶、個人または団体を対象に、布教伝道の功績に贈られる「第21回日蓮宗綜合財団賞・第13回奨励賞」がきまり、その授賞式が4月21日東京都内のホテルパシフィックで行われ、約160人が参加した。綜合財団賞には海外布教部門枠でハワイ・ホノルル妙法寺主任の池永英常師(74)が受賞。奨励賞は、青年会四団体が受賞した。

日蓮宗綜合財団(伊藤通明理事長)主催の「第21回日蓮宗綜合財団賞・第13回奨励賞」授賞伝達式が4月21日東京港区のホテルパシフィックで行われ、宗務所長はじめ宗門関係者約160人が出席した。
日蓮宗綜合財団賞には、海外布教部門でハワイ・ホノルル妙法寺主任の池永英常師(74)が受賞。奨励賞には、日蓮宗三河青年会(能勢輝正会長)、但馬日蓮宗青年会(兵庫県北部・堂前隆尚会長)、福岡県日蓮宗青年会(水上正覚会長)、日蓮宗佐賀県青年会(末永孝司会長)の4団体が受賞した。
池永師は、昭和33年(1958)単立寺院だったホノルル妙法寺の要請を受けて、宗門から海外開教師として渡布。時に信徒とともに密林を開墾しながら、寺域整備に努め、本堂、仏舎利平和塔を建立した。
昭和54年(1979)には、単立寺院だった妙法寺の日蓮宗加入を実現させた。
式では、まず伊藤理事長が受賞者選定の経過を報告し、受賞者それぞれに伊藤理事長から賞状と楯と賞金が手渡された。
受賞の喜びの挨拶に立った池永英常師は、「日蓮宗のために働いた人に贈られる名誉ある賞であるので、当初は受賞を断ろうか迷った」と打ち明けながら、妙法寺の礎を築いてきた先師(疋田英政上人、中條是龍上人)、信徒への賞だと思い直したと述べた。最後に「英語なら流ちょうに申し上げられたのだが」と会場を沸かせた。
奨励賞を受賞した四青年会は、夏休み子ども修養道場や林間学校に力を入れ、また老人ホームや刑務所などを慰問するなど今後の活躍に期待がかかっている。活動状況は次の通り。
日蓮宗三河青年会 22年間夏休み子ども修養道場を開催
但馬日蓮宗青年会 20年間少年少女修養道場を開催
福岡県日蓮宗青年会 活動歴44年。青少年育成の林間学校は30年を迎え、二ヵ所で開催し160人以上が参加。老人医療ホームに2ヵ月一度慰問している
日蓮宗佐賀県青年会 44年間にわたり活動を続けている。林間学校は40年を経過、刑務所への慰問募金運動や社会活動など行っている

池永英常師
「当時のハワイは南海絶海の孤島であった。ただただ寺が草に塞がれないように土を起こし、45年を過ごしていただけ。私と一緒に汗を流して妙法寺の護持に尽くしてくれた。(ハワイに)帰ったら、日本でも海外開教の事を大事に思ってくれていたよと伝えたい」

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