日蓮宗新聞
2004年4月20日号
南條日慈貫首の晋山奉告式
【京都一】大本山妙顕寺(京都市上京区)では、第65世南條日慈貫首の晋山奉告式が3月25日に厳修され、岩間湛正宗務総長、永田恵遠全国本山会副会長、杉若恵隆近畿教区長をはじめ京都八本山の各貫首、僧侶檀信徒ら約550人が参列した。
式では、南條貫首が自ら声明を発音し、厳かな中執り行われた。
南條貫首は挨拶の中で「大阪堺の興覚寺での青春をかけた四十数年の情熱を、この大本山で人生最後の青春として燃やし、身命を賭して頑張りたい。時には家庭に入り込んで一緒にお題目を唱えました。深いお付き合いを続けてくれた興覚寺檀信徒の皆さん、本日はお送り頂いてありがとう」と述べ、自坊での思い出とこれからの熱い思いを語った。
妙顕寺は、日蓮聖人から帝都弘通を遺嘱された龍華樹院日像上人が、四海唱導の法華道場として建立された。以来、683年にわたって護持されてきた、由緒ある日蓮宗の大本山。
昨年9月10日に山田一光前貫首が遷化したのをうけて、満山の賛同を得て新貫首に南條師が推戴された。(三木支局長)
