日蓮宗新聞
2003年10月1日号
本山妙傳寺貫首に野々垣泰典師
京都市左京区の本山妙傳寺貫首に、野々垣泰典師(岐阜県蓮国寺前住職)の就任が決まり、9月18日、東京・大田区池上の宗務院で辞令交付式が行われた。
岩間湛正宗務総長から辞令を手渡された野々垣新貫首は「日蓮大聖人のご真骨をお守りする一心でお引き受けしました。妙傳寺の伝統を守り、身延山のように発展させていきたい」と語った。
妙傳寺は身延山中興の祖・日朝上人が、身延山や七面山へ参詣できない関西近在の信徒のために開いたお寺で、「関西身延」「西身延」として信仰を集めている。
野々垣泰典師 昭和11年生まれ、67歳。立正大学仏教学部宗学科卒。昭和43年から昨年まで蓮国寺住職を務めた。同59年には荒行堂第七行を成満し加行所副伝師を歴任している。