日蓮宗新聞

2021年6月1日号

歌舞伎『日蓮』いよいよ6月3日から

①決めカット-1東京・歌舞伎座での「六月大歌舞伎」(6月3~28日)第三部上演の『日蓮』に主演する市川猿之助さんが、東京都大田区の宗務院で5月20日に合同取材会を行った。猿之助さんは集まった報道陣に対し、「コロナ禍での難しい状況のなか、日蓮聖人降誕800年記念としての『日蓮』を一から作り上げました。万難を排された日蓮聖人の精神に支えられながら、仏神の加護を得て千穐楽まで興行を成功させたい」と意気込みを語った。
また取材会で猿之助さんは日蓮聖人の魅力について、「強いイメージが先行していますが、実は信徒や女性にとても気を遣う優しい人」と述べ、「一切経を全部読まれたのは人びとへの〝愛〟が根底にあるから。ものづくりの姿勢とも重なりシンパシーを感じます」とも。さらには今回ご遊学時代の若い日蓮聖人(蓮長と名乗られていた頃)にスポットを当てた点について、「日蓮宗は昔から社会と関わってきました。鎌倉時代には、多くの人が苦しんでいる中、僧侶は仏教の理屈ばかりを論じていました。日蓮聖人はそんな状況に嫌気が差し、目の前にいる人を救おうと山を下りられる。それが社会と常に関わってきた日蓮宗の始まりだと思います。我々が菩薩として世の中のために働き、人びとに〝生まれてきて良かった〟と言ってもらいたい、そういう理想を持たれていました。この現代においてコロナを消し去る超人的な日蓮聖人ではなく、人びとの心の向き合い方を示してくれる日蓮聖人を伝えることによって、観に来てくださった人に何かを持って帰ってもらえれば」と願った。
『日蓮』は、戦乱や天災が相次ぐとともに、飢餓や疫病も流行るという世相が混乱を極める鎌倉時代、人びとが救われない世に疑問を抱いた蓮長(後の日蓮聖人)が今を生きる大切さを説き、人びとの幸せを願う力強い姿を描く。副題は「愛を知る」。主演・演出=市川猿之助さん。構成・脚本・演出=横内謙介さん。

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